もらってみたら気持ちがわかるかと思って株主優待銘柄をいくつか買ってみました。イオン、JT、日本マクドナルドの3つです。イオン以外はもう持っていませんし、今後優待銘柄を優待目当てで買うこともないでしょう。面倒だからです。
1. 優待品の受取が面倒
JTが当てはまります。イオンとマクドナルドは普通の封筒で届くので、郵便ポストさえあれば、まあ開封の手間くらいは当然かかりますがほぼ何もしなくてよいです。
JTはごはんパックなどの自社製品を送ってくるのですが、荷物なので佐川だったかヤマトだったかが配達に来ます。不在であれば再配達依頼が必要ですし、配達希望日の指定などもできないので、なんやかんやと手間(特に「意識する」という手間)が掛かって面倒です。たしか1000円相当の品だったかと思いますが、この程度の金額のためにあれこれと気をもみたくありません。なんで数十万円の株を買ってそんな端金のために自分があくせくしないといけないんだという気持ちです。
2. 受益が面倒
例えばクオカードならクオカード取扱店で使うか金券ショップにでも売りに行く必要があります。JTなら届いた食品の消費、イオンならイオン系列の店での買い物などとキャッシュバックの受け取り、マクドナルドなら実店舗への来店などです。
普段の生活に無理なく組み込めるのであればほぼノーコストとみなせますが、クオカードなんてどこで使えるかとかおつりの扱いはどうなのかとか金券ショップってどこにあるんだとかまったく知らないし、たかだか500円とか1000円とかのために労力を割きたくありません。なんで数十万円の株を買ってそんな端金のために自分があくせくしないといけないんだという気持ちです(2回目)。
3. 特に必要ではない物が家に増えるのが嫌
生活用品などを優待として配布するところもあるらしいのですが、これもらってうれしいですか? まあ優待限定トミカをトミカ好きとして欲しいというのならわかります(一般販売しろよと思いますが)。でも消耗品を優待で調達したところで、他の消耗品は結局都度買う必要があるわけだし、家計や買い物負担への影響は軽微でしょう。むしろ箱をばらして捨てる手間や、がんがん届いてゴミ屋敷化する懸念のほうが気になる。なんで数十万円の株を買って(3回目)
なんというか、僕は「不要なものはタダでも要らない」と思ってるんですが、「不要でもタダならもらう」という人も居るようで、その価値観の違いは把握しています。僕は前者だという話です。そして僕が株式を買うのは値上がり益と配当を獲得するためで、日々の生活において小銭を得るためではありません。まあイオン株は今のところ受益の手間が少ないし売る理由もないので優待を享受し続けますが…。
たぶんこの株主優待に対するモヤモヤや苛立ちは多くの日本投資家の通過点だろうと思うので、僕も先達にならっていちおう書き残しておきます。