ゆらめく資産の記録

2017年5月投信積立実績(変更あり)

先月分はこちら

銘柄 積立金額
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 35,000円
大和-iFree NYダウ・インデックス 30,000円
大和-iFree 新興国債券インデックス 9,000円
大和住銀-J-Stock アクティブ・オープン 6,000円
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド 6,000円
ブラックロック-i-mizuho東南アジア株式インデックス 2,000円
三井住友-三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 6,000円
レオス-ひふみプラス 6,000円
合計 100,000円

先月は増額して30万円でしたが今月から10万円に戻しました。

先進国株(65,000円)

  • 30000円: iFree NYダウ
  • 35000円: eMAXIS Slim先進国株

いくらか買って満足したのでたわら先進国株ヘッジありをなくしました。

日本株式(24,000円)

  • 6000円: 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS
  • 6000円: ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド
  • 6000円: ひふみプラス
  • 6000円: 大和住銀-J-Stock アクティブ・オープン

今回大きく変わりました。TOPIXを買い続ける嫌悪感が日に日に増していて、いいかげん嫌になったので代替商品を探すことにしました。インデックス投信とアクティブ投信の比率は変わらず1:1を維持しています。

JPX400は些少とはいえ東証2部、JASDAQ、マザーズもいちおう購入対象となっているのと、ファンダメンタルズを見たスマートベータなので上場ゴール銘柄など見えてる地雷はたぶん排除できること、TOPIXと大きな値動きの違いはないものの心理的嫌悪感をかなり軽減できること、などを理由として選定しました。日経平均はあまり好きではなく、それ以外のインデックス投信は手数料を勘案すると皆無とみなしてよさそうだったのでJPX400一択です。そこからコスト最安のニッセイを機械的に採択しました。日本株なら謎の下ぶれともたぶん無縁でいられるんじゃないだろうかという淡い期待を添えて。完全にJPX 400に切り替えるのはさすがに思い切りすぎだと感じているのでTOPIXとはんぶんこです。

J-Stockアクティブオープンというのはアクティブ投信です。信託手数料1.62%(税込み)、分配金あり(年1回)と大きなハンデを背負っていますが、それでも買うことにした理由は「ひふみに大量の(浮ついた)資金が流入して不安だが日本の中小型株への投資は続けたい」「直近5年ほどのリターンが他と比べて圧倒的によかった(2009年以降は毎年概ね+10%)」「ファンドマネージャーの苦瓜さんが信頼できそうに思えた」などです。10年20年と長く持つべきかどうかは、まあ10年後あたりに判断すればいいと考えているので今のところ出口戦略は考えていません。

正直なところ、日本株については心から買いたいと思える投信が見つけられず、とはいえ日本株への投資をゼロにするよりはベターな投信を買ったほうがまだマシだという観念があり、このようになっています。VTIやiFreeダウを買うような心持ちでTOPIXを買っているわけではなく、どこか引っかかるものをずっと抱えている状態です。なんでそれを押してまで日本株を買うのかですが、自分の思惑100%でポートフォリオを構築するよりは多少異物が混入していたほうが頑強になりそうだという不明瞭な信仰と、為替リスクと(直接的には)無縁であること、日本が直面する高齢化や蔓延する将来への不安を乗り越えられたらそれなりに大きなリターンが見込めるはずだという薄い期待などなどが入り混じっており、まあ確たる理由はありません。ほぼ直感的というか感覚的というか不合理な選択の結果によるものです。

僕は計算によって算出できるもの(確率とか)や確実なものに対しては合理的であろうと思いますが、将来の株価など計算できない未来については期待、予想、直感などの不合理性に立脚した上でそれが納得できる選択かどうかが重要だと考えています。そういう意味でiFreeダウやeMAXIS Slim先進国株の購入は完全に納得していますし、毎月積み立ての1/4程度を日本株式に割くこともまあまあ納得していますが、日本株式の具体的な銘柄については充分納得したとは言えない状況なので、引き続き引っかかりを抱えたまま向き合うこととなるでしょう。

新興国(11,000円)

  • 9000円: iFree 新興国債券
  • 2000円: i-mizuho東南アジア

こちらは先月の増額分が元に戻っただけで変更はありません。

ついでにこちらでも日本株式のところに書いた納得について書いておくと、新興国クラスはリスクオンとリスクオフの切り替わり時にそれぞれ大きく流入・流出が起きます。それをもってボラティリティが大きいということになっているかと思います。日本株も外国の資金の動きに左右されますが、新興国はその比率がさらに高くなっています。たぶん新興国内部の需給はそれほど大きな要素ではありません。為替についても同様に実需や金利だけで決まるものではないでしょうが、現地通貨の信頼性が低い国も多く、放っておくとドル高現地通貨安になりやすい環境ともいえますし、だからこそ高い金利なのだろうともいえます。

また米国株は上場企業やそのシステムの規律、制度、インフラなどがすべて高度で、また巨大資本のグローバル企業も多数抱えており、資本主義の総本山なだけはあります。しかし裏を返せば米国市場以外は必ずしもそうではないため、長期に持ち続けていれば儲かるといった単純なことは言いにくいでしょう。

そのような中でなぜ米国以外の資産を持つのか、特になぜ新興国債券なのかですが、単純なリスクヘッジというほかにこれもまた不合理な選択によるものです。米ドル、日本円以外の通貨を債券の形で保有しておきたい、というか、持ってみたいというような感じです。現地通貨がドルや円に対して金利より小さい下落であればプラス、という変わった性質が面白そうで、それに片足突っ込んでみたいという好奇心です。東南アジア株は趣味ですが、新興国債券もまた趣味です。苦渋の選択といった趣の日本株とは違って、もう少し伸び伸びとした何かです。