ゆらめく資産の記録

積立FXではなくドル建てMMFの積み立てにした理由

追記(2017-01-19):SBI銀行の外貨積立を使い始めました

端的にいえば、目的が米国株への投資であって通貨への投資ではないためです。米ドルが必要なのであって、ドル円のポジションを持ちたいわけではない。以降、話をドル円の買いに限定します。

ドルを買いたいのは米国株を買うためなのですが、積立FXは現引ができないので、いったん円で受け取ってドル転してから米国株を買うというフローになります。いくら積立FXがコスト面で有利でも、結局ドル転する際に追加コストがかかってしまうのでいまいち旨味がありません。

通常のFXでドルを現引することは可能ですが、最低単位が1万通貨(1万ドル)になるので、積立FXで1万ドル以上が積み上がってから決済→資金を通常のFX口座に振り替え→ドル円を購入→現引、というフローになります。1万通貨分を積み立てるのは時間もかかるし、そもそも手数が多くて面倒なのでやりたくありません。MMFなら解約時に必要金額を入れて現引を選べば終わりなので気楽です。

とはいえ積立FXは単純な通貨への投資(円安期待やスワップ狙い)だとか、為替リスクのヘッジだとかであれば有利でしょう。ドル建て積立MMF(SBI)と比べると明らかなメリットは以下です。

  • 狭いスプレッド(5銭)
    • MMF積立(25銭)に比べて為替コストが1/5
  • 購入頻度を毎営業日/毎週/毎月から選べる
    • MMFは毎月のみ
  • レバレッジを最大3倍までかけられる
    • レバレッジが要らないなら1倍にすればいいだけなので、単純に選択肢が増えていてありがたい

毎営業日積立できるのは非常に羨ましい。

デメリットはこんな感じです。

  • 現引できない
  • 積立FX口座に事前に入金しておく必要がある
    • SBI証券→SBI FX→SBI 積立FX口座という2段階が必要
  • 株などとの損益通算ができない

このへんは別にデメリットとして感じないこともあるでしょう。であるならばMMFよりも積立FXを利用したほうが有利かと思います。

MMFの金利とFXのスワップはどちらが有利かも比較しようとしましたが、スワップは日々変動するので意味がないと思ってやめました。そこまで大きくは変わらないでしょうたぶん。

というわけで結論としてはドル建てMMFを毎月積み立てていき、必要に応じて解約して米国株購入にあてるというスタイルでやっていこうと思います。